耕作放棄地での野菜づくり…せいちゃん農場&さとまち農場

経緯と現状

<きっかけ>

2008年4月に現地の方とお会いした際、「畑の耕し手がいなくなり、このままでは耕作放棄地になってしまう土地がある。市民工房で使ってみないか」とのお話をいただきました。兼業農家の会員に協力を仰ぎ、約2,700㎡の土地を耕すことになりました。これが遊休地活用プロジェクトの始まりです。

<経緯>

翌年にはもう1カ所、約2,000㎡の畑をお借りし、さらに2010年には利用権を設定することで、営農として農作物の栽培を行なってきました。これまで、キャベツ、ブロッコリー、大根、じゃがいも、さつまいもなどを育ててきましたが、サルやシカの獣害、天候不順、慣れない農作業などの理由で収穫が安定せず、収益を上げるまでには至っていません。 2012年度は、防虫ネットを張り、また園芸用の電気柵を購入するなど、収穫向上に取り組んでいます。

<現状>

現在は、3ヶ所目の畑で作業をしています。ここは市が電気柵を用意してくれた場所で、私たちはそのうちの5分の1ほどの土地を使わせていただきながら、主に大根やブロッコリーを栽培しています。電気柵のおかげで、サル・シカ等による被害は少なくなりましたが、日照りが続いたり、逆に日照時間が短かったりと、天候に左右されながらの試行錯誤が続いています。

毎年秋には、地元で開かれるイベント「ビーフピアinふじはら」にも出店させていただき、大根を提供してきました。ただ、担い手である地域住民の皆様の負担が大きいことから、2018年度は中止となってしまいました。

5月に施肥、電気柵整備

6月に耕起、草むしり

8月初旬に大根の種まき

以後、2週間に1回ほどのペースで畑に出向き、草むしり

10月収穫

というスケジュールで取り組んでいます。